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デザイナーズファイル
HUZZLE
DESIGNER’S FILE
Eldon Vaughn
エルドン・ヴォーン
1939年、オクラホマシティ生まれ。アリゾナ州サプライズ在住。2000年に引退するまで43年間電気技師として働いた。2015年4月逝去。
インタビュー
QUESTION
パズルに興味を持ったのはいつ頃ですか?
パズルやパズルのようなゲームに興味を持ったのは、覚えている限りではたぶん6歳頃です。
I was interested in puzzles and puzzle-like games as far back as I remember (probably around age 6).
QUESTION
パズルを創作しはじめたのはいつ頃ですか?
私が初めてパズルをデザインしたのは16歳くらいの時です。このときには、それは針金製で、長い尾を持ったような2つのピースで構成されていましたが、後に(およそ17年後)、3つ目のピースが加わり、現在のキャストエニグマの原型となりました。
My first attempt to design a puzzle was at about age 16. In this case, it was the two long-tailed pieces, made from wire, which later (about 17 years later) would have a third piece added to form the prototype of the present Cast Enigma puzzle.
QUESTION
どのようにしてパズルを考案するのですか?

私はどのようにパズルを考案するのか実はよくわかりません。あるアイデアが浮かび、それを追求し、とりあえずの名前、試作の素材、サイズと形状を決め、それから最初の試作を作り上げます。ハナヤマのような会社に作品を見せられるようになるまでには、ふつう何度かの試作が必要です。
QUESTION
あなたの趣味、興味のあることは何ですか?
1940年代か1950年代に作られた古いテレビ番組や映画を見るのが好きです。
My hobby/interest is in watching old TV shows or movies made in the ‘40s or ‘50s.
QUESTION
パズルファンに向けてメッセージをお願いします。
私からの潜在的なパズルデザイナー達へのメッセージは次の通りです。もしパズルのアイデアが浮かんだら、あきらめないでください。私の最初のパズル、キャストエニグマは、私が16歳の時に思いつき、33歳の時に新たなピースが加わって完成したのです。それはプラスチック、陶器、ピアノ線、射出成型の金属(これは1984年に初めてギフトカタログで販売された)で試作を作りました。それは元々は、小さな針金のようなものとして販売されました。ポリカーボネート製の大きなものを経て、ついに亜鉛合金製の、程よいサイズのものが出来たのです。
My message to all potential puzzle designers is – if you have an idea for a puzzle, don’t give up. My first puzzle, the Cast Enigma, started when I was 16 and had another piece added when I was about 33. It was prototyped in plastic, ceramic, piano wire, injected metal (first sold in 1984 through a gift catalog). It was originally sold as a small geometry wire-like device with a constant cross-section. Went through a brief phase as a large geometry polycarbonate device with a varying cross-section and finally was made in cast zinc in a medium size geometry similar to the large size.